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リトルリーグ肘の可能性があります。


リトルリーグ肘とは、骨がまだでき上がっていない成長期の子供が、投球動作などを繰り返すことで、肘の内側の成長軟骨に損傷を起こしたものをいい、特に野球をしている子供に多いため「リトルリーグ肘」と呼ばれています。
投球動作に必要な筋肉の腱は、子供の場合、普通の骨より弱い「成長軟骨(骨端線)」に付いて、投球動作により肘の内側に強力なストレスが加わると、障害が起きてきます。またそのまま投球動作を続けていると剥離骨折を起こす場合があります。子供のケガは、親や指導者がしっかりと病状を把握していることが大切です。
早期に発見すれば離れてしまった成長軟骨を戻すことが出来ます。今後の骨の成長に影響を及ぼすことも考えられるので、早期に専門医の診断を受けましょう。

(出現頻度の高いスポーツ)
野球・ソフトボールなど

 リトルリーグ肘

骨端核の離開

 

骨端核の分裂

 内上顆剥離骨折

術前 術後


症例:12歳男子小学生(軟式少年野球チーム所属)
ポジションピッチャー。ピッチング練習中に肘に痛みが出た。最初は我慢をして投げ続けていたが、段々と痛みが強くなり、投球不能となった。

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