小学校の高学年から高校生にかけての、まだ骨が比較的弱い成長過程の時期に、激しいスポーツをしていた人に多くみられる、一種の疲労骨折と考えられています。
腰椎分離症とは腰椎の骨の一部に損傷が生じ、上下の連絡が断たれた状態で、特に負担のかかりやすい第5腰椎あたりに発症しやすく、腰を反る姿勢では痛みが強くなります。痛みの原因は、分離した部分の異常な可動性による、周辺の神経への刺激や腹筋力の低下、背筋の柔軟性低下などが挙げられます。
しかし分離を起こしている人すべてに腰痛があるわけではなく、学童期に骨折と気付かず成人するものもあります。成長期に過度のスポーツを行っている場合は注意が必要です。単純X線で、はっきりしなくても骨シンチやCTで診断出来ること
もあります。
兆候が見られたときは早めに専門医の診察を受けましょう。
(出現頻度の高いスポーツ)
サッカー・水泳・体操など
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