慢性の足関節痛を訴える人の中に時々見られますが、私のクリニックでは年間約5.000人の新患のうち、毎年一人か二人ぐらいしか確定診断に至らないので珍しい疾患と言えるでしょう。
ある程度進行したケースでは単純レントゲンでも、異常を発見できますが、初期では整形外科医でも見落とすこともあります。内側の場合はやや後方、外側の場合は前方に起こるので、レントゲン検査の時に足関節の角度を工夫すると骨透梁像が、見えやすくなります。
捻挫などの後、いつまでも歩行時の痛みや、引っかかり感が続くときは、専門医と相談してCTやMRIなどの精密検査を受けるといいでしょう。初期なら安静や免荷装具などで保存的に治療しますが、軟骨の完全剥離例や大きな骨嚢胞や骨壊死があるときは、手術が必要になります。
(出現頻度の高いスポーツ)
サッカー・バスケットボ-ル・ラグビーなど
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